終わりを見据えるお年頃
- soma
- 4月9日
- 読了時間: 4分
更新日:3 日前
今朝
瞑想をしていると
うん!?うまく吐いてないぞ
吐く呼吸 難しいなあ・・・
ふとそんな想いが過りました
吸って吐いての呼吸
無意識で行っている時は
特に感じませんが
瞑想やヨガの際に
意識を呼吸に置くとわかります
吸うって簡単
吐くって意外と難しい
どうでしょうか
皆さんも
Blogを読む手を止めて
息を吐いてみましょう
さあ大きく吸ってと言われたら
たっぷり吸えます
でも
思いっきり吐いて吐いて吐いて
と言われて
どうでしょうか
息を吐き出す
思っているよりも
難しいです
息を吸うことは
酸素を身体に入れています
取り入れる作業です
息を吐くことは二酸化炭素を排出しています
捨てる作業です
いわゆる
インプットとアウトプットです
私達は他にも日常で行っています
インプットは
知識や情報を入れよう
何かを手に入れよう
買おう
食べよう
アウトプットは
知識や情報を提供しよう
何かを手放そう
捨てよう
排出しよう
どちらかというと
アウトプットのほうが難しくないですか?
入れることより
出すことの難しさ
もう少し広い目で見ると
私達の人生において
インプットの仲間に❝はじめ❞
アウトプットの仲間に❝終わり❞を入れても
いいと思います
はじめること
何かを手に入れようとスタートします
一見難しいように思いますが
何かを始めようとする時は
気持ちも高揚しているし
やる気もあって
確かに
一歩踏み出す勇気は必要ですが
スタートはできます
でも
終わらせること
どうでしょう
どのタイミングで終わらせるのか
終わりを告げる時の周囲の反応
ただ終わるのではなく
終わった後の
仕事なら引継ぎや
終わるという時の引き留め対応や
投げかけられる言葉が
よくやった!よりも
残念
寂しいとネガティブな言葉も多く
何か
潔く終われません
退職代行サービスがあるというは
出す行為
終わりの難しさの現れでしょう
確かに
卒業式は涙で
入学式で本人が泣いているのは見たことないし
円満退社はあっても円満入社はないもんなあ
そんなことから
私達は
兎角 アウトプット
いわゆる 終わることが苦手です
以前
一般社団法人を立ち上げようと
尊敬している先輩に相談したことがあります
『とてもいい理念だし 喜んで理事になるよ
でも 最後をしっかり考えて
終いのこともちゃんと考えてから立ち上げたほうがいいよ』
このアドバイスがとても
響いたんです
御年50を超えた私は
この❝最後もちゃんと考える❞にはっとしました
今までは
やりたいからやると
無作為に浮かんだら
なんでもかんでも
場当たり的にやってきました
だからこそ
今があります
後悔しているわけではありません
ですが
ちょうど更年期で身体も心も
今までとは
全く違っていることを実感した私にとって
ナンデモカンデモ無作為作戦の終了を
シミジミ感じたんです
終わりまでの責任
それは自分自身の終いへの覚悟
誰にでも平等に終わりはあります
確実にこの世から出なければいけなのが人間
この身体から魂が出る
終わりは約束されています
その終わりを
しっかり見据える時期に
この言葉をもらって
本当に良かったと思っています
若いころのように
イケイケどんどんが体力的にきつくなり
キラキラの魔法が解けた現実で
さあ これからの人生
どうする?となった時に
冷静に終わりを見据えることは重要です
いつかはわからないけど
確実に終わるのならば
さあ何をする
何がしたい
どう生きたい
私の人生どうするよ
と向き合い
自分の奥底にある信念が見えた時
その想いからはずれたことは
やらなくていいことだ
一日の行動においても
選択でき集中できます
残りの時間が自分軸からの選択ならば
他人や環境のせいにするよしもないし
とても有意義です
とは言え
息を吐くのが難しいように
アウトプット
終わりを観るのはとても難しいことは確かです
でも
私終わるんだ!
と気づき
そこからの覚悟が
50代を超えても
前向きに歩んでいる秘訣ではないでしょうか
終わる覚悟があるから
今まで50年近く頑張ってきた
自分への慰労も生まれ
やさしくなれるし
かつても自分と同じように
イケイケどんどんキラキラな後輩を
心からも応援できます
終わりを見据えるお年頃が
覚悟を持ったら
最強じゃん
そんなことが浮かんだ瞑想
今日の瞑想現場からの報告は以上です!

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