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ヨガの歴史⑤ 一元論からの二元論からの一元論


こちらは連載記事になります

2018/12/18.19.20.21の続きです

以上をお読みいただいてから

ご一読ください

今回、ヨーガの歴史を

改めて考察することによって、

再確認できたことが2つあった。

私は以前ヨーガ療法を木村慧心先生のもと学んでいた。

ウパニシャットの教え、

人間五蔵説や

今回記述できなかったが馬車を使用した

人間の原理などをもとにヨーガ療法を学んでいた。

紀元前に確認されていた考えを

もとにしているという奥深さ・

そして、その歴史の長さを感じさせない内容に

驚きと感動を感じた。

しかし、その歴史だけに頼っていては

ヨーガ療法を現代の西洋医学と

マッチングしていくには無理があるのだろう。

日々最新技術が開発され、

確固たる裏付けを必要とする

西洋医学の医師や看護師の方に、

ヨーガ療法の効果として

紀元前のウパニシャットだけで

プレゼンしていくのは苦しい。

やはり裏付けがないし、

逆に思想だけに頼っているのでは

西洋医学には合わないとなる。

昨今、木村先生がエビデンスの重要性や 

厚生労働省からのヨーガ療法の有害事象調査に

応じる理由を理解ができた。

また、

ラージャ・ヨーガとハタ・ヨーガに

違和感を覚えたのは私だけであろうか。

ハタ・ヨーガは、ラージャ・ヨーガの準備段階。

確かにハタヨガプラクティカーに記載されているので、

明快である。

しかし、その根底にある哲学が異なる故

瞑想のその先が異なるのではと感じていた。

この見解ついては、様々のようである。

ヨーガの思想の山下氏は、

はっきりとハタ・ヨーガは準備段階だと記載しており、

日本ヨーガニケタンの2006年4月の

ハタ・ヨーガ理論においても

ラージャ・ヨーガを行うためのステップであると講義された。

田原豊道氏の『ヨーガを始める人のため』にも

ハタ・ヨーガとラージャ・ヨーガという章があり、

その関係性を記載している。

ハタ・ヨーガは、身から心へ。

ラージャ・ヨーガは心から身へ。

とにかく最初は身であり、

ハタ・ヨーガの中にラージャ・ヨーガがある。

としている。

ヨーガ初心者の為に書かれた

ヨーガスートラ解説と言われている

綿本彰氏の『瞑想ヨーガ入門』では、

第二章ヨーガの哲学の中で、

(以下引用)『ヨーガスートラ』以前のインド哲学の考え方、

そして時代の流れとともに主流となっていく

近代インド哲学の考え方なのですが、

混乱を避けるため、

このあたりの学術的な説明は

あえて割愛することにします。

という一文がある。

これは、ヨーガスートラでの二元論からそ

の後のハタ・ヨーガで一元論に戻ったことを

あえてここではごっちゃになるので

、説明しないよと言う意味合いと推測できる。

自分自身一番しっくりきたのが、

成瀬貴良氏の『インド叡智』の解説である。

ここで言っている高遠なラージャ・ヨーガとは

ヨーガスートラで説かれている

古典ヨーガではありません。

ですから、しばしば言われることですが、

身体を使うハタ・ヨーガというのは、

瞑想のラージャ・ヨーガの予備部門であって

次元が低いという考え方はあてはまらないと思います。

(以上引用)

瞑想における心の使い方も

ラージャ・ヨーガとハタ・ヨーガは対照的である

と氏は記している。

ラージャ・ヨーガは

心の作用を滅していくのに対し、

ハタ・ヨーガではむしろ

心の働きを活性かしいく方向にある。

流れている哲学が違うので

瞑想に違和感があっても当たり前だったのである。

しかし、そもそも佐保田先生曰く

ラージャ・ヨーガの哲学であるサンキーヤは、

カタウパニシャットの思想がもとになっている

と推察をされているので、

元は同じなのである。

現代のヨーガは

ラージャ・ヨーガとハタ・ヨーガという言葉を使っているが

その本来の意味とはかけ離れている場合もあり

混乱しやすい。

また、ハタとラージャのいいとこと取りともいえる。

そこに違う哲学のテイストがあることは

もみ消しをしているように感じる。

いや

伝える側がもしかしたら

この哲学時代を知らないのかもしれない。

それがいいといか悪いとのジャッジではなく、

両方を活用して

一つのヨーガとして伝えていくのならば、

しっかりその哲学の違い・矛盾があることを

伝える側は理解していないと

佐保田先生がおっしゃるところの

ヨーガ思想のびん乱なのではないだろうか。

日々ヨーガを精進する実践者であるならば、

なおさらだったと反省の念を込め実感している。

そして、その一元論と二元論と矛盾がある

ラージャ・ヨーガとハタ・ヨーガだからこそ、

その矛盾に魅かれている自分も事実なのである。

比較哲学者マッソン・ウルセルは、

『インド人は誰でも快楽主義者と

苦行主義者の二面性を内包している』と指摘している。

これはインド人のみならず

インドの文化的伝統について等しく当てはまることである。

もちろんヨーガにも当てはまるのではないだろうか。

矛盾する性格の共存こそ、

インド的精神性のあらわれであり、

真骨頂であるということは多いにうなずける。

禁欲と多産とは、

インド的伝統のなかで相容れないもでなはく

深く奥底に流れる概念なのである。

相反するものを受け入れるが、求めない。

相反するものを求めるが受け入れない。

そういうことなのかもしれない。

□結論

こちらの記事は

2012年のインドでの500時間コース参加にて

宿題で提出したものに加筆しています

といっても

現在ヨーガ療法学会を退会しているので

そのあたりの修正くらいでした

記事をあげながら

こうやって

命がけでヨガを伝えてきた

行者たちの想いに涙し

またその

伝統を受け継いでいける喜びを胸に

さらに学んでいこうと決意しました

ということで

師匠に逢いたいです!!!!!

2019年インドいくぞおおおおおおお

参考文献

ヨーガ根本経典  佐保田鶴治

続ヨーガ根本経典 佐保田鶴治

ヨーガの思想   山下博司

いまに生きるインドの叡智 成瀬貴良

瞑想ヨーガ入門  綿本彰

ヨーガを始める人のために 田原豊道

YIC日本語版・講義資料集 日本ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ・ケンドラ

YTIC四大ヨーガ資料集 日本ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ・ケンドラ

インド哲学としてのヨーガ 前田専学 2012.07.07.日本ヨーガ療法学会第十回研究総会In岡山配布資料

敬称略にて失礼します

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静岡県東部 ヨガのことなら ヨガ講師 野中由美

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