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  • 執筆者の写真soma

逃げる勇気


『よくそこまで言われてキレなかったね~

アタシなら我慢ならないわ』

全ての悩みは人間関係にあると

心理学の三大巨匠のお一人

アフレッド・アドラーも言っているように

ふらっと自由気ままに

なんとなく生きている私にも

たまにあります 

悩み

友人にぽろっと話すと

そんな理不尽ないいぶりないわと

逆に怒ってくれて

あっ

アタシ嫌われてるのかい

これって完璧に差別されてるんだわ

やっぱ酷いよね

と思って

あとから

がっかりしたり

落ち込んだり

悔しくなったり

自分を責めたりします

かと言って

もう嫌じゃあああああ

全ての人間関係断ち切るわ

なんてことは

難しく

まして

ちょっとでもその相手が仕事に関係していると

言わずもがなだったりします

でも

そもそも

なぜ 理不尽で不快な想いをしたことに

鈍感なのでしょうか

いや

あえて

鈍感であろうとしているようです

どうも

私達の脳は道理が合わないことが起こると

最も合理的な方法・思い込みで解決する特徴があるとのこと

今回の場合

酷い言われ方をしたにも関わらず

ヘラヘラとしていたのは

ここで怒ってしまったら

大人げない

仕事の勉強ができなくなる

同業の立場で居づらくなる

何よりも

ヨガの先生同士

いい人であれ人格者であれ

という

私の思い込みが

衝突せずに解決する合理的な方法として

傷つかなかったふりをして笑顔でいる

という

態度をとったようです

しかし

やっぱり

傷ついたのは事実ですし

ツライと思ったのも嘘ではない

そんな

自分の感情を封じ込めるとどうなるでしょう

心身相関

みなさんも良く聞く言葉だと思いますが

こうやって

強いストレスを長時間受け続け

そのストレスを自分自身でマネージメントしなかった結果

病気になる

いわゆる心身症です

心身症とは

日本心身医学学会の定義によると

身体の疾患の中で

その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し

器質的ないし機能的障害が認められる病態

(ただし神経症やうつ病など他の精神疾患に伴う身体症状は除外)

です

この心身症の背景にはあるのが

失感情症(アレキシサイミア)です

自分の感情を適切に表現できない

また

そのストレスが強いと

失体感症(アレキシソミア)

防衛反応のように身体感覚が低下して

身体のSOSに気づきにくくなるとも言われているのです

今回の私の場合

① 理不尽なことを言われ続けた

② ツライよ! ひどいじゃん もう嫌だあ

③ でも いい人でいなきゃアタシ

④ そうよそうよ アタシの道理に合わないから 合理的な方法で解決しましょ

⑤ 酷いなんて思ってない思ってない ツライなんて思ってない思ってな~い

⑥ でもさーホントはツライじゃん これ物凄いストレスじゃん

⑦ じゃあ このストレス身体でなんとかしてもらおうか

⑧ 今 ストレスで身体は色んなこと気づかなくなっているから丁度いいね

⑨ いたたたたたた~

⑩ 心身症発症

こんなプロセスだったのでしょう

そうなんですよ 結局なんですが

私も嫌だツライを1年間放置した結果

嫌だと思いながら

そのストレスの場へ行った途端

膀胱炎となり

結局 レッスンをお休みしたり

何よりも とても痛くてツライ思いをしたのであります

心身相関 まさにですね

では

どうしたらいいのでしょうか

ヨガ的に考えると

この思い込み

自分が作った道理を変える

ここが

ストレスとうまく付き合う方法です

上記の部分の③いい人でいなきゃ

この部分がポイントです

私は常にいい人でいるべき

というこの思い込みで

嫌なことを言われても

笑顔でヘラヘラバカなふりをしてごまかそうという

本意ではない行動

本当はそう思っていないという本来の自分を置いてぼりにしての行為

そもそも

なぜいい人でないといけなかったのでしょうか

そんな風に自分の想い癖

思考の癖を知り

自然と変容していく

その作業にヨガは最適なのかもしれません

呼吸を感じヨガを行うことで

静かに

冷静に自分を眺める癖がつき

自分を客観視することで

気づきが生まれます

あれ!?別にこの人にいい人なんて思われる必要あるかい?

自分を傷つけてくる人にもヘラヘラするなんて

あなたどっちのミカタなの?

自分の味方でいいじゃん

そもそもいい人ってなんだ?

ただ

その気づきを感じる

簡単に書いてますが

この気づきは継続してヨガを行い

瞑想も楽しんでいくことも必要ですので

一回ヨガをしたから効きました

という速攻性は期待できず

一長一短ではいきません

じゃあ

手っ取り早くどうしましょうか

そう

逃げましょう

その場から逃げましょう

大丈夫です

私もやっと自分の身体の大切さを知り

先日その場から離れる選択をしました

ヨガの根本経典

ヨーガスートラにも記されています

1-33

他の幸福を喜び 不幸を憐み 他の有徳を欣び

不徳を捨てる態度を培うことで心は乱れなく静けさを保つ

他人の幸せを喜んでますか

不幸の際に寄り添ってますか

良い行いをした人がいたらすごいなあと素直に思いますか

そして

理にかなわないことにあったら

さっとその場を立ち去ってますか

日常生活の中で

特別にヨガを行じなくても

この心もちを持っていれば

心は平安を保ちます

いいんです

不徳は捨てる

理不尽だと思う場があればそこから立ち去っていいんですよ

捨てましょう

捨ててみましょう

その場からさっといなくなることで

その場が困ることも

こちら側が困ることもない

多少あったとしても

それはほんのちょっとの間です

何よりも

私達は周囲の評価を受ける為だけに

この世に生まれた訳ではありません

いいんですよ

いい人でなくても

他人にいい人よりも

自分にとっていい選択のできるいい人でいきましょう

〇参考資料

嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健

インテグラルヨーガ パタンジャリのヨーガスートラ スワミサッチダーナンダ

よくわかる脳とこころの図解百科 厚東篤生 濱田秀伯

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□結論 だからヨガはストレスマネージメントにいいのです

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