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  • 執筆者の写真soma

神奈川芸術劇場 バリーターク


今朝のNHK おはよう日本をご覧になった方

いらっしゃいますか?

そうです

まさにその

バリーターク

昨夜

レッスン後に横浜へ飛び

友人と観賞してきました

30年来のファンであるアタシですが

そこを差し引いも

本当に素晴らしい舞台でした

熱のある演技

そんな言葉も陳腐に感じられる

魂が宿る

そんな生きざまに魅了された時間

人生について

生きること死ぬこと

まさに哲学の世界

演者も体力がいるけど

見ているほうも体力がいる

そんな一体感のある

箱自体は220人ほどですが

大きな大きな大きな舞台

この舞台を見た方の人生に大きな何かを与えてくれたことは

間違いないでしょう

ここからは

ネタバレ的要素もありますので

これから楽しまれる方

内容を知りたくない

という方は

ご遠慮ください

舞台は

閉じ込められた世界で繰り広げられる

そして

突如現れる男

どちらかが

その閉鎖された世界を離れる時

外には

自分達の知らない自由な世界があると知ってしまった時

その決断を

迫真の演技で迫ります

1時間40分ノンストップ

この舞台を

一日2公演

行っている

メインキャスト二人の体力・精神力に脱帽です

『ねーさん この舞台の話、難しいみたいだよ

でも楽しんできてね』

運よく

チケットが当選した私に

お友達からの情報

何かを楽しむ際は

あまり前情報を入れないで楽しむ派

なので

この舞台も

どんな話なのかは一切いれずに堪能させてもらいました

確かに

難解です

ただ

その難解さを投げられた時の

受け手の楽しみ

解釈の自由

まるで

インド哲学のようで

心に響きます

ヨガを通じて学び始めた

インド哲学も

とても難解です

何が言いたいのか

バチコーンと答えを言っているようで

言っていない

だから

正解を求める人には

意味のないものに思える

でも

正解なんてなくていい

その人がとらえた

その人の今が感じたことが全てだから

この舞台も

そんな投げかけをもらいました

生まれることも死ぬことも同じ行為

どっちも苦しく

悲しみに満ち溢れている

その感情の狭間にある人生

だからこそ

その狭間をどう生きるか

選択は自分にある

決断は自分達

覚悟を決めた強さは

人任せで作られたものに

比べられないほどの美しさを放ちます

私もそんな生き方を選ぶ

興奮冷めやらぬ帰り道

閉じ込められていた二人はプラクリティであり

あの男がプルシャ

そして

自分の人生がはじまり

そのプルシャとプラクリティが独立することで

終焉をむかえる

サンキーヤ哲学

ヨガ哲学

やっぱり

そんなふうに思わずにはいられない夜でした

□結論 不安があっていい 

    そこを認めて歩く人間の美しさ

    いや底知れぬ色香にノックダウンされ

    史上最高のお馬鹿さんになっています

    同じ時代を生きていることに感謝

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