『杖を使うようになったらおしまいだ』
そんな言葉を聞きました
果たして本当に終わってしまうのでしょうか
残念ながら
終わりません
つづき
はあります
このような言葉を発するのは
私達のように健康を扱っている人間が
自分の足で最期まで歩ける人生を目指そう
を鼓舞するあまり
そうじゃないとダメ
そうあるべき
と
恐怖や不安を
さりげなく植え付ける作業にすり替えてしまった
すこやかな人生を送るように
日々精進すること
身体を動かすことは本来楽しいはずのに
恐怖や不安からの行動は辛いし義務感でしかない
だから
少しでも身体を壊すと自分を責めて罪悪感に苛まれる
と自身の自戒を込めて痛感しています
私達はおぎゃーとこの世に産まれてから
沢山の身体の変化を体験して今に至ります
お母さんのお腹の中にいた時から
この形ではありません
色んな形で変化をしての現在です
その変化を成長と楽しみ
周囲も喜び
また自分自身もそんな変化を慈しんでいました
いつからでしょう
その変化が恐れに変わったのは
いつの時点からでしょう
その変化を不安としか思えなくなったのは
そして
私達はその変化を老いと名づけ
なるべく距離をとって
無き者にしようと必死になります
思い出してください
私達は変化という成長でここまできました
これから先も変化し続けます
その変化を怖がらず
あの頃のように本当の最期まで楽しんでいけたら最高です
その変化を楽しむ
そこにはゆるぎない自分
ぶれない自分軸と
支えられる感謝
支え合う喜びを体感することが近道です
真の支え合いは
依存しすぎても
一人で意固地になってもできません
そう杖に頼り過ぎても頼らな過ぎても
ポーズは安定しません
そんな想いで杖ヨガを行っています
もちろん
補助具として杖を使用することで
心地よく可動域が広がり安全にポーズがとれたり
安心して動くことで
呼吸に意識が向けやすくなり
意識的に集中する状態
マインドフルネスを保ちやすい
など
いいポイントは沢山ありますが
それだけではないんです
棒でもなく
タオルでもなくヒモでもない
あえて杖
杖ヨガ
深いです
まさに
“転ばぬ先の杖”
ご参加下さって本当にありがとうございました
また一緒にヨガを楽しんでいきましょう
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