top of page
  • 執筆者の写真soma

【読書】吹けば飛ぶような男だが 渋谷龍太著

吹いても煽っても一ミリも飛ばない女です 『寂しかったでしょ 心細かったでしょ』 ありがとうございます

そういう優しい言葉 うれしいです コロナ罹患にて5日間の幽閉生活 プラス インストラクションをする 声を出す商売なので 咳が止まらない点 声が思うように出ない点 生徒さんの多くが後期高齢者という 以上の三点を考慮して 今回のコロナは完全復活まで お休みさせてもらいました なので ほぼ10日ほど どなたとも遭わず話さずという 修行僧のような いやいや まさに京都へ行かずして 自宅にて自己ヴィパサーナー瞑想合宿でした 50過ぎの独身女の強がりでも プライドでもなんでもなく これが ほんとに 寂しさを感じない毎日でした あーなるほど もっと年齢を重ねていたら こうやってフレイルになるのかとか冷静に感じながら 自分でも あたしには 感情がないのか 耳瘻孔のある私は やっぱり あの時宇宙人に連れ去られ 耳に埋められた後で 寂しいという感情を抜き取られたのでは はたまた あたしは宇宙人なのかも 回避性の毛はあると自覚していたものの 自身がどんびくほど 心細いや寂しさや人のぬくもりが恋しい等 無縁でした 普段から 多くの方と接する職業だから プライベートは独りを好むだけよ

という友人の仮説も 真っ向から覆された10日間 そう 私は常に人と繋がっていないと 生きていけない思いがないのです ❝吹けば飛ぶような男だが❞ 先日 この本を妹が貸してくれました 現在車内では ロックオンまたはスーパービーバーがテレコ にわかで申し訳ないのですが スーパービーバーに励まされて 移動しております

作詞はギター担当の柳沢さんということですが この歌詞が真理で 言葉の力が心の奥に響くのと この本の著者である フロントマンの渋谷さんの説得力ありすぎる 歌声と発する力で心の筋量が増します 聞いているだけで メンタルの筋トレです そんな渋谷さんのエッセイ&書き下ろし小説のこの本 まあとにかくくすっと面白い 前出の 人と常に繋がっていたい願望がないという 彼に大きく共感しながらも 天は二物を与えずという言葉は昭和までの常識であり 現代は 大谷翔平さんしかり 二つでも三つでも四つでも持ってけ泥棒よろしく 天は覚悟を決めた者 望む者には 才能や能力をふんだんに与えるのだと 痛感しています 渋谷さん 歌も上手いは 言葉に力あるは かっこいいは 肌きれいだは スタイルいいは 文才あるは ユーモアあるは すばらしいです 何よりもこんなに心のある小説 感動しました きっと 日常に転がっている幸せを 大げさでも謙遜でもなく あるがままにキャッチする力 これこそが

天が二物でも三物でも四物でも

持ってけ泥棒となる重要な要素なのでしょう


それは

昭和生まれだろうが

平成生まれだろうが関係なく

冷静に眺める力と

目の前に起きた事象をどう受け止めるか

どう解釈するかなんですよね



気づけば

本といえば

ヨガや

インド哲学ばかりで

小説は久しぶり


とても読みやすいし

忘れていた

心のあたたかさを思い出せるそんな本です


なぜなら

人と逢わなくても

大丈夫な自称宇宙人の心までも

ほろっと振るわせ

目から暖かいものを流しだす

何気ないやさしさに満ちた本だから


おすすめの本です


閲覧数:25回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page