太陽礼拝の歴史
- soma
- 2024年6月16日
- 読了時間: 4分
太陽礼拝
サンサルテーション
スーリヤナマスカーラ
ヨガではおなじみ
多くのヨガクラスで行われているし
毎朝実践している人も多いでしょう
私も朝のルーティーンで
時間に余裕がある時には
呼吸法と瞑想の前に行ったりします
※アカンダヨガ 師匠のユーチューブより
この太陽礼拝
既にヴェーダの時代
今から5000年前『ヨガ・クランタ』に
書かれていたという説もあれば
いやいや
1930年代に
ボディービルダーによって
作られたという方もいたり
定かではありません
その辺りがヨガの面白いところのひとつだなあーと
私自身も
ヨガの歴史は
ハタヨガまでで
その後は
各聖人たちが
教え広がっていったので
説もそりゃあるだろうし
いろいろあるなーと
確実なのは
バラモンたちが
紙に残すと改ざんされるから
自分達の頭の中に残しておこうと
口伝えで伝えてきた
ヴェーダだなと
養成講座での歴史も近代は
さらっとお伝えしています
そうなると
1930年代に生まれた太陽礼拝は
わりと最近だな
新しいなと思います
いやいや
ちょまてよ
1930年ってさ
まあまあ昔じゃんといまさらながら
自分のその古い・新しいの感覚が
良く分からなくなります
ヨガの歴史は
パタンジャリのヨーガスートラが
仏教が生まれた頃に編遷され
その後
ラージャヨガの準備段階と言われる
ハタヨガが生まれ
その聖典である
ハタヨガプラティピカーが1600年代には
まとめられたと言われています
そこで
ヨガの基礎的な部分は完了し
そこから
ヨガの聖人と言われる人たちが
発展させていって
流派が形成され
今日にいたります
その流派には創設者がおり
その人の
想いや
ヨガのどこに重きをおいているかによって
若干の内容が変わります
なので
ヨガの歴史は
ハタヨガまでと私も定義しているわけです
(もちろんその人物や日本におけるヨガについて
現代までの流れは
ちゃんとお伝えします)
そんな考え方だから
1930年と聞くと
最近だなと思ってしまうわけで笑
よく
歴史なんて関係ない
伝統は壊す為にあるものだと
ヨガについて語る方がいらっしゃいます
ヨガの発祥をインダス文明の
モヘンジョダロの遺跡から出たあの
封蝋だとすれば
人間の
世界の
文明の歴史とともに歩んできたわけです
文明とその時代とともに
今にあるヨガ
だからこそ
今のように世界に広まったのは
写真という文明の利器が発明されたから
ポーズ(アーサナ)を
言葉での解説と
目でみて理解できたからです
まさに科学の発達とともに
広がりをみせているのがヨガの特徴でもあります
現在は
インターネットが普及し
ZOOMに代表されるように
動画や配信で
リアルにポーズや呼吸法、瞑想を伝えられるようになりました
そうやって
広がれば
広がるほど
ヨガ自体もさらに進化していくでしょう
色んな流派も生まれる
いや
もう流派どころじゃなくて
個人個人が
それぞれのヨガを楽しむようになるでしょう
ひとりにひとつのヨガになるかもしれませんし
奇想天外な
思ってもいないヨガが生まれるかもしれません
そうやってヨガは
それぞれのヨガの解釈を否定しなかったから
国際ヨガデーができるほどになったのだと思います
ただ
そのそもそもを知らないと
ぶれていきます
品種改良しつづけたら
そもそもの原型をとどめずに
別ものになったりするわけです
それに
ハタヨガでもう基礎ができあがっているわけですから
そのハタヨガまでの歴史は
やっぱり
ヨガを伝えるのであれば
知っておくことはマストです
だから
太陽礼拝の歴史について
論争がおきたりするんですよね
と
日本では
あまり論争になっていないのが
平和だなあと思う一方で
信じ込みやすくてちょっと怖い
いやあえて
そこに日本人特有のやさしさ忖度 触れないようにしているのかも・・・
さあということで
今日の養成講座は太陽礼拝です
実践しやすいこのシークエンス
基本的なアーサナもがっつりありますし効能も体感しているので
しっかりお伝えしていきます
参考文献/ヨガボディ 著者マーク・シングルトン 大隈書店

追伸
この雄大な流れ
ヨガの歴史を理解していないと
『先生の太陽礼拝間違っていますひとつポーズが抜けてます』と
言ったりするわけです
いやいやだからさ
歴史を知るって大切
流派で違うのさ
その
これが正解・間違っているというその思考を
ヨガで柔軟にしたいよねと思うのであります
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